お盆
7月13日の今日は、東京ではお盆の入りの迎え盆になります。
おがらを買ってきて迎え火を焚き、ご先祖様、父、母、兄を迎えました。
ちなみに、送り盆は15日になります。同様に送り火を焚きお送りします。
お客様には、毎年恒例の、いなり寿司とカレーを作りお供えします。
2歳半で兄が亡くなるとき、「お寿司の匂いがする、カレーの匂いがする」と
言っていたので、お盆には必ずいなり寿司とカレーを作ってお供えすると、
母が言っていたのが、我が家に伝わっているからです。
そもそもお盆とは、日本古来の先祖信仰と仏教が融合した、先祖の霊を祀る行事です。
お釈迦様の弟子の目連(モッガラーナ)が、天眼で亡くなった母の居場所をみたところ
餓鬼道に墜ちて、飢えて苦しんでいたので、お釈迦様に救う方法を教え請い、布施と
供養を多くの人に施し救われたところから、亡者救済の秘法とも施餓鬼の秘法とも呼ば
れています。
施餓鬼供養をきちんとしている人は、癌などの病気になりにくいともいわれています。
8月のお盆休みは、人によっては、旅行する良い機会になっていたりもします。
しかし、大半の人は、帰郷してお墓参りをするのではないでしょうか。
宗教というと、日本人は敬遠するところがありますが、亡くなった親兄弟ご先祖様に手
を合わせ供養するのは、宗教を越えた自然の行為と感じます。