スマナサーラ長老講演会
かねてから是非お目にかかりたいと思っていたスリランカ上座仏教の
スマナサーラ長老のお話が日暮里であるというので、出かけてきました。
想像していたより小柄でしたが、小さな身体と80歳とは思えない、
力強い熱の入った講演でした。
瞑想のこと、こころの事が書かれた、私の秘蔵書です。
スマナサーラ長老の本は、どれも素晴らしいです。
長老は、NHK教育テレビに出演したり、朝日カルチャーセンターで
講師もしています。ブッダの根本の教えを説き続けています。
生きるというのは、こころの働きである。
起きる物事は誰のせいでもない。自分のこころのせいであるから。
こころは放っておくと堕落するので、決して放っておいてはいけない。
人は、こころを訓練し育てるべきである。
こころの1番の失敗は物に依存することである。
依存すると自由なくなり、又別の物に依存する。
依存しない安定したこころに育てる。
こころの悪い癖を変える。
こころに、明るい、幸せ、充実感を経験させる。
道徳(正しい生き方)というと、嫌うのがこころの本能。
瞬時にころころと変わるこころ
自分のこころのありさまを認め、変えやすいものから変えていく。
還暦まで生きて、ずーっと探求してきて
まだ、こころに振り回されている自分がいます。
娘が、自分が食べた後片付けをぜす、キッチンに放ってあるのを見ると
ムカッと怒りが瞬時に湧いてきます。
それを嫌々片付けるのではなく、食器様居心地良く自分の家に戻してあげましょう
と楽しく明るくしてあげると心安らぐそうです。実践です。
そして自分を正当化するのを止めること。
修行は、日常のいたるところで、できるのです。