お一人様ど真ん中

40代で離婚。子供も結婚し遂に一人暮らしに。今年還暦、リウマチの独女。それでも輝いて生きたい!健康、お金、心の豊かさをバランス良く持ち続けて。

ドラマスペシャル「最後の同窓会」

 

テレビ朝日の、文化庁芸術祭参加作品。

 

還暦を迎えた人生の節目の同窓会が舞台。

 

ちょうど、私達も還暦の同窓会を中学校、大学と開いたので

 

興味深く見ました。

 

 

(60歳の同窓会)

 

同窓会は、人生の縮図を垣間見ることができ、

 

同時に人生の悲喜こもごもが存在しています。

 

脚本が岡田恵和氏。優しい眼差しで人間を見ていると定評のある方です。

 

 

膵臓癌で余命宣告を受けた角野卓造さんが、小学校の時に仲の良かった

 

仲間に会いたいと、同窓会を企画します。彼は、親を介護していたので独身。

 

市村正親さんは、小学校の時はリーダーだったけれど、その後は、

 

つまらない人生だったと落胆。

 

でんでんさんは、浮気を娘に許されずに、独り暮らし。

 

片岡鶴太郎さんは、詐欺にあい自殺した妻のために強盗事件を起こし逃走中。

 

松坂慶子さんは、亡夫の借金を嫁に責め立てられ、自由に使えるお金もなく

 

肩身の狭い生活を送っています。

 

 

再会した最初は、見栄を盛り込んで、近況を報告し合います。

 

だんだんと、本当の姿(現実)が見えてきて、実はみんな老い先真っ暗

 

 

(現実の同窓会)

 

同窓会に出席してくる人は、現在それなりにまあまあ幸せと思えている人かと。

 

そうでない人は、出て来ません。

 

見栄を盛り込んで、華やかな集まりに見えます?が、

 

私の本音は、「60歳ってこんなに老けているの!」

 

ドラマでも、役者さん達は、実際の年齢は、60歳より上ですが

 

やはり、客観的に見て、老けた集まりだわ。

 

そして、癌になったり、突然死したりする年齢なのです。

 

でも、話しているうちに、青春を思い出し、元気になってきます。

 

見栄も、同級生には通用しません。

 

 

(生きる希望を蘇らせる)

 

いきなり会ったら、老けたおじさんと、おばさんですが、

 

同窓会では、「女の子扱いされた」と女性達は大喜び。

 

老けた集まりと、最初思っていたのが、

 

「60歳ってまだまだ若く元気!」

 

 

ドラマでも、老い先真っ暗だったのが、生きる希望を蘇らせていきます。

 

「ずっと一緒にいたい」と、片岡鶴太郎さんが言うと

 

「ずっと一緒にいたら、また不平不満が出て来る。たまに会うからいいのだ。

 

また会うことを楽しみに(目標に)普段は、普通の生活を頑張るんだ!」

 

という、市村正親さんの台詞が、すごく心に響き深いところに落ちました。