お一人様ど真ん中

40代で離婚。子供も結婚し遂に一人暮らしに。今年還暦、リウマチの独女。それでも輝いて生きたい!健康、お金、心の豊かさをバランス良く持ち続けて。

日野原先生追悼コンサート

 

今年7月18日に、105歳で亡くなられた、聖路加国際病院名誉院長の

 

日野原重明先生の、追悼コンサートが、今日、新国立劇場のオペラパレスで

 

行われ、友人達と行ってきました。

 

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(一部 貴重な映像とともに先生の思いでを語る)

 

日野原先生が、最後に書かれた「生きていくあなたへ」の中から

 

朗読がありました。

 

「怖い怖い、死ぬのが怖い。私は医者なので、病になって、

 

自分の人生の時間が残り少ないのがわかる。死を思うと、

 

足がすくむほど怖い。死が怖いのは、人間として当たり前なのだ。」

 

105歳まで生き、人生を悟られた先生の言葉です。

 

この残された人生の時間が、まさに命なのだと。

 

日野原先生は、牧師さんの家に生まれたと聞き、

 

先生の、愛に溢れた言葉や、その精神は、子供の時から

 

培われてきたのだなと感じました。

 

 

(二部 演奏会) 

 

先生が、愛読していた「星の王子様」の人形劇がありました。

 

必ず別れはある。別れは、つらく悲しいけれど、その別れの

 

悲しみが和らいできたとき、出会いの意味がわかると。

 

病を得て、辛く苦しいことが次々と襲ってくるけれど、

 

感謝もまた得られたと。

 

 

アントニオ古賀さんのギターも、心にしみいる調べでした。

 

 

ぺー・チェチョルさんは、1つ1つの歌をとても大切に思いながら

 

歌っているのが伝わり感動でした。

 

映画「テノール」で、東洋一のテノールと言われ活躍していた絶頂期に

 

甲状腺癌で、命を救うために、声帯と横隔膜の神経を切断され、

 

歌手生命が絶たれたぺー・チェチョルさんの、声帯を取り戻し

 

歌えるようになるまでの、壮絶な戦いを見て知っていましたので、

 

人生の困難から学んだことが、歌に表現され、大声で歌うのとは

 

違った、深みのある歌に、感動しました。

 

 

感動を、たくさんもらい、また、冥土の土産を増やし、帰宅しました。

 

日野原先生、ありがとうございます!