お一人様ど真ん中

40代で離婚。子供も結婚し遂に一人暮らしに。今年還暦、リウマチの独女。それでも輝いて生きたい!健康、お金、心の豊かさをバランス良く持ち続けて。

孤独という道づれ

友人が、岸恵子さんの「孤独という道づれ」という本を貸してくれました。

以前「わりなき恋」も、別の友人から借りて読みましたが、

なかなかでしたので、今回も楽しみに読ませてもらいました。

 

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88歳と言う岸恵子さんの写真が表紙を飾っていましたが、

美しい佇まいです。

 

私は直ぐに内容を話したくなるタイプなのですが、

娘達から「内容は話さないで!」と、言われ、気を付けるようにしています。

 

岸恵子さんは、頭も素晴らしく良くていらっしゃる上、

ヨーロッパの歴史的政治的背景も熟知しているので、

背景の深みまで書きたい、人もそうですが、年齢を重ねた重み深さを書きたい

という気持ちが伝わってきます。それが大衆うけしないと言っていますが。

 

アランドロンと、別荘が隣で子供が同級生だったので、家族ぐるみの友人だった事

詐欺にあいそうになった時の事、高島屋の時計売り場と言って電話があり

30万の時計を買おうとしていると。岸恵子が30万の時計とはばかにしている!

それで、高島屋まで行き、詐欺とわかったと。

 

岸恵子さんの矜持が伝わる、そしてなにより、老いをどう生きるか考えている

自分を、励まし勇気づけてくれる内容でした。

 

夫に頼り、孫に囲まれ、ぬるま湯につかった生活だから老けると。

岸恵子さんは、しわを作ってる暇なんかない生活を送ってきたと。

フランスから帰国して、日本の戸籍には、娘が載っていない。

どうしたら載るのか、パリにまで飛んで手続したりと、、、

 

話しが飛びますが、菅氏が総裁に決まり「1つ終わると又新しい課題がくる」と

言っていたのに、凄く共感しました。

岸田氏と石破氏は63歳で私と同じ年です。菅氏は71歳で団塊の世代

我々世代から見ても、あの年上の世代にはかなわない感があります。

政治の世界では、70代なんて、バリバリの現役。おまけに激務。

 

穏やかな老後、隠居生活にも憧れる気持ちもありますが、

考え直そうかな~