お一人様ど真ん中

40代で離婚。子供も結婚し遂に一人暮らしに。今年還暦、リウマチの独女。それでも輝いて生きたい!健康、お金、心の豊かさをバランス良く持ち続けて。

十二国記 白銀の墟 玄の月

小野不由美さんの十二国記シリーズの待望の新刊が

なんと18年ぶりに出ました!

アラフォーの時に読んでいた続きです。あれから20年近くも

経っていたとは!時間の過ぎる早さにも驚きです。

 

友人達の中にはファンが多く、すでに予約で皆さん手に入れていました。

戴がどうなったか?泰麒は?驍宗は?李斎は?

先に1巻2巻が出て、3巻4巻は11月に出る予定です。

 

ファンタジーは、上橋菜穂子さんやミヒャエル・エンデなどのように

物語を通して、生き方を問うてきます。

小野不由美さんも、これでもかこれでもか、と投げかけてきます。

 

慶王や延王、麒麟達の協力で泰麒が、蓬来から6年ぶりに帰還し、

隻腕になった李斎と麒麟の能力を失った泰麒が戴に戻るところから

始まります。

泰麒は、宿敵阿選のいる白圭宮へ

李斎は、驍宗を探しに文州に。

 

予想に反して、阿選は王宮の奥に引きこもった状態。

阿選配下の武将達を通して、いかに阿選が驍宗と双璧といわれた

だけの人物であったか、阿選側から見た、阿選の正義が語られて

いきます。

 

李斎も、道教の道士や神農の助けを得て、文州までの旅をする間に

土匪もただ悪として排除すべきでなく、貧しさゆえから生まれた土匪にも

守るべき家族がいて、生活があると、分かってきます。

また、道士や神農が、里の人々の助けになり支えている、

そのため、凄い情報網を持っていることも分かります。

 

単に、驍宗と泰麒が、困難を乗り越えて、戴を復興させ民を救う

という内容とは違います。

道教や神農には、興味をそそられます。そこまで書くとなると

やはり、構想から18年はかかるのかなと思います。

 

3巻4巻が待たれます!

 

白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)

白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)

 
白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)

白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)