落語 桂三輝(サンシャイン)
桂三輝さんは、カナダ人です。落語界で2人目の外国人だそうです。
事前に、いただいた本を読んで予習をしておきました。
予習と言っても、本の内容も面白く、楽しくあっという間に読めます。
外国人に日本の伝統芸能の落語、師弟関係をしっかり教えていただきました!
高座
落語は、落とし噺からきていて落ち(オチ)が面白いです。
笑いながらも、落ちを理解するため、聞いていて頭を使います。
一人で何役もこなし、語りの他、身振り、手振りで噺を進めます。
あとは、扇子と手拭が小道具です。
桂文枝師匠は、天才で、創作落語も作り、海外でも幅広く活躍しています。
英語で落語を広めようと師匠からも言われ、三輝さんも、母国のカナダはじめ
ブロードウェイでもロングランで落語をされています。
三輝さんがカナダで公演した時、当時のカナダ大使夫妻が尽力してくれ
この日も夫妻で応援に落語を聞きにいらしていました。
英語でのネタにも興味があり、英語での落語がどのくらい聞き取れるか
頭だけでなく耳のトレーニングにもなりました。
一部分の紹介です。
師匠から敬語の勉強をするように本を渡された。
本を読むと、なんと日本語では「ありがとう」の言い方には47通りもある!
英語では、かならず「サンキュー」が入るし、very soが付く程度
日本語では、丁寧になるほど文が長くなる。最上は、お礼の言葉もありません!
言葉がない?
下から2番目に「わるい~」 えええ「BAD!」
最下位が「サンキュー」でした。
海外で外国人と結婚して、子供に、自分が子供の頃読んでもらった桃太郎の話を
する噺も、ビッグピーチがドンブラコ~と、英語ならではの面白さがありました。
短時間に、人をこんなに笑わせる芸能は落語が1番というだけあり、
久しぶりに思う存分笑いました。
三輝さん、ありがとう!