福岡伸一氏
醍醐寺での小学生に向けた講義で、
豊臣秀吉のウンチが巡り巡って、現在の私達の身体の一部になっている。
という切り口で始まり、生命の連鎖について、子供たちに考えさせ、語りました。
福岡伸一氏は、わかりやすく説明してくれることで有名ですが、
本当に、上手に子供たちの興味を引きながら、実は高度な内容を
わかりやすく説明していました。
インクを水の中にたらし、拡がっていくようすを見せ、
この世は、エントロピー(乱雑さ)増大の法則に支配されていることを見せます。
秩序あるものは、全て摩耗し、酸化し、ミスが蓄積して障害がおこり、
無秩序の状態になる。
この不可避の流れに抗する為、生命がとったのは、自らを常に壊し
再構築すること。
人の身体で、一番入れ替わりが早いのが消化器で、ウンチは食物のカスでなく
実は、消化器の残骸が大半と。
なぜ、生き物は、全て死ぬのか?
深遠な問いに、動的平衡で、生命観を語っていました。
こちらは、孫に。